讃岐は豊かな自然に恵まれ、四国八十八ヶ所霊場を築いた弘法大師の生誕地であり、涅槃(ねはん(悟りを開くこと))の道場として知られ、おだやかな気候風土と人柄を育んできました。その讃岐、観音寺で1891年に川鶴酒造は酒造りを始めました。
蔵の裏に流れる清らかで豊富な水を湛える清流"財田川"に鶴が舞い降りたことから初代蔵元が酒名を川鶴と命名しました。財田川は地元では別名"宝田川"とも呼ばれ、田に宝をもたらす水源とされています。その川の伏流水を仕込水として、力強く爽やかな酒質を醸しだしています。